2015年2月24日火曜日

円錐角膜 ゆがんで見える、近視が急に進む

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円錐角膜とは

角膜が前方へ円錐状に突出して、角膜の中央部あたりがだんだん薄くなっていく病気です。

発症率は1千~2千人に1人といわれており、思春期頃に多く発症し、通常は両目に症状が現れます。
原因はよくわかっていませんが、アトピー性皮膚炎がある人に多く、目をよくこする人は進行が早いようです。

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円錐角膜の症状

角膜の形が変形して不正乱視が生じます。
はじめは視力低下、ものが歪んで見えるなどの症状があります。急に近視や乱視が進んで見つかることもあります。
進行すると、コンタクトレンズや眼鏡でも矯正できなくなります。

円錐角膜の治療法

治療は、円錐角膜用や特注のハードコンタクトレンズを装用します。このコンタクトレンズは、角膜の形が不整なため作るのが難しく、高い技術が必要となります。このため、コンタクトレンズの専門医がいて、円錐角膜用のコンタクトレンズを取り扱っている医療機関に行く必要があります。

重症になると角膜が白く濁ります。ここまで進行すると、全層角膜移植術を行う必要があります。

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